施設について

道央廃棄物処理組合焼却施設

千歳市・北広島市・南幌町・由仁町・長沼町・栗山町は、環境にやさしく、持続可能な循環型社会の構築を目指すため、令和6年4月より可燃ごみの共同処理を開始しました。

施設の紹介

施設の概要

所在地 北海道千歳市根志越2533番地の1
運転開始年月 令和6年4月
処理能力 158t/24h(79t/24h×2炉)
工期 令和元年11月~令和6年7月
敷地面積 4.29ha
焼却対象物 可燃ごみ(家庭系一般廃棄物、事業系一般廃棄物、産業廃棄物)、破砕選別処理後の可燃物、資源化処理残渣、生ごみ堆肥化処理残渣

施設の特長

安全で適正な処理システム

ごみを高温で焼却

1日158トンのごみを850℃の高温で燃やすことでダイオキシン類の発生を抑制しています。

ばいじん(飛灰)を無害に

ばいじんは、埋立地での重金属の溶出を防止するため、飛灰処理設備で処理されています。

排水を放流しない

ごみ汚水はごみと共に焼却炉内で焼却し、その他の汚水は排水処理設備で処理した後、施設内で再利用しています。

エネルギー循環

ごみを燃やした熱で発電

ごみを燃やした時に発生する熱を利用して、蒸気タービン発電機により発電しています。発電した電気は施設内で使用し、余った電気は電力会社に売っています。

環境負荷の低減

空気を汚さない

ごみを燃やすと発生する排ガスは、適切な処理を行い、きれいな状態で煙突から大気に出されます。

臭いを外に出さない

ごみピットから発生する臭気は、焼却用空気として焼却炉へ送り、高温で分解して無臭となります。

主要設備

1計量機

搬入されるごみを計量し、コンピュータで日報・月報などを作成します。

2プラットホーム

搬入されたごみを、ごみピットに投入します。

3ごみピット

ごみピットに投入されたごみは、ごみクレーンでよく撹拌し、ごみ投入ホッパ・シュートに投入されます。

4焼却炉

炉内に入ったごみは、850℃以上の高温で燃焼し、ごみの臭気成分も熱分解させます。焼却炉の内部は火格子という階段状になっています。

1計量機

搬入されるごみを計量し、コンピュータで日報・月報などを作成します。

2プラットホーム

搬入されたごみを、ごみピットに投入します。

3ごみピット

ごみピットに投入されたごみは、ごみクレーンでよく撹拌し、ごみ投入ホッパ・シュートに投入されます。

4焼却炉

炉内に入ったごみは、850℃以上の高温で燃焼し、ごみの臭気成分も熱分解させます。焼却炉の内部は火格子という階段状になっています。

5ボイラ

ごみ焼却によって発生する熱はボイラで蒸気として回収します。

6蒸気タービン発電機

ボイラで発生した蒸気を利用して、最大 1,990kWの発電を行います。

6ボイラ

ごみ焼却によって発生する熱はボイラで蒸気として回収します。

6蒸気タービン発電機

ボイラで発生した蒸気を利用して、最大 1,990kWの発電を行います。

7減温塔

ごみを燃やした時に出る排ガスは高温のため、冷却して温度を調節します

8ろ過式集じん器

排ガスの中のばいじんは、ろ過式集じん器によって微細なばいじんまで取り除かれます。

9灰ピット・灰クレーン

焼却灰は一旦ピットに貯留されます。その後、灰クレーンによりトラックに積み込まれ、搬出されます。

10煙突

きれいになった排ガスは、高さ40mの煙突から大気に放出します。

排水処理設備

排水は本設備で処理後、場内で循環再利用を行うクローズドシステムを採用することで、場外に放流していません。

7減温塔

ごみを燃やした時に出る排ガスは高温のため、冷却して温度を調節します

8ろ過式集じん器

排ガスの中のばいじんは、ろ過式集じん器によって微細なばいじんまで取り除かれます。

9灰ピット・灰クレーン

焼却灰は一旦ピットに貯留されます。その後、灰クレーンによりトラックに積み込まれ、搬出されます。

10煙突

きれいになった排ガスは、高さ40mの煙突から大気に放出します。

排水処理設備

排水は本設備で処理後、場内で循環再利用を行うクローズドシステムを採用することで、場外に放流していません。

中央制御室

施設内の機器・設備全体の監視制御や運転操作を行っています。

中央制御室

施設内の機器・設備全体の監視制御や運転操作を行っています。

ごみの流れ

ごみの流れ

ごみの流れ

ごみは計量した後、プラットホームからごみピットへ投入します。ごみピットのごみは、ごみクレーンで焼却炉へ供給し完全燃焼します。

排ガスの流れ

焼却炉で発生した高温の排ガスはボイラで熱を回収した後、エコノマイザ、減温塔で冷却し、ろ過式集じん器でばいじん・ダイオキシン類、塩化水素・硫黄酸化物などの有害成分を除去し、煙突から放出します。

灰の流れ

ごみを燃やして出る焼却灰は灰ピットに運ばれ、ろ過式集じん器で捕集されたばいじん(飛灰)は薬物処理をした後、飛灰処理物バンカに運ばれます。焼却灰と飛灰は搬出車に積み込まれ、場外に搬出されます。

蒸気の流れ

ボイラでは、高温の排ガスから回収した熱で蒸気を発生させます。発生した蒸気は蒸気タービンで発電に利用します。

設備概要

受入供給設備 計量機、プラットフォーム、投入扉およびダンピングボックス、ごみピット・ごみクレーン、脱臭装置
燃焼設備 ごみ投入ホッパ・シュート、給じん装置、燃焼装置、炉駆動用油圧装置、焼却炉、落じんホッパ・シュートおよび助燃焼装置等
燃焼ガス冷却設備 ボイラ、過熱器、エコノマイザ、ボイラ用薬液注入装置、蒸気復水器および純水装置等
排ガス処理設備 減温塔、ろ過式集じん器、無触媒脱硝設備および付帯装置
余熱利用設備 蒸気タービン、ロードヒーティング設備
通風設備 押込送風機、二次送風機、蒸気式空気予熱器、風道、誘引送風機、煙道および煙突
灰出し設備 落じんコンベヤ、灰排出装置、灰ピット・灰クレーン、飛灰搬出装置および飛灰処置設備等
給水設備 機器冷却水冷却塔、機器冷却水薬注装置、ポンプ類、水槽類
排水処理設備 プラント排水処理装置
電気設備 低圧配電設備、タービン発電機、非常用発電設備および直流・交流無停電電源装置等
計装設備 分散型制御システム(DCS)